アーシュラムの概要

シュリー・ラマナアシュラマム・ティルヴァンナーマライ

シュリー・ラマナ・マハルシ (1879-1950)

人類の歴史上、ごく稀に霊的な巨星が誕生し、至高の真理を体現し、帰依者を導く存在が現れます。バガヴァーン・シュリー・ラマナ・マハルシはそのような霊的な巨星の一人です。聖山アルナーチャラの賢者として知られる彼は人間存在の究極の目標である真我実現の体現者です。

シュリー・ラマナアシュラマムへの訪問

バガヴァーンが身体を離れる直前、多くの帰依者たちが、「私たちにはあなたの身体的存在とあなたの助けがが必要です。どうかここにとどまってください」と懇願しました。

バガヴァーンは言いました。

「人々は私が去ると言いいます。いったいどこへ行くというのでしょうか? 私はここにいます」

バガヴァーンの肉体的な存在はもはやありませんが、彼の霊的な存在は現在も生きています。彼の静寂の教えの波動に同調する帰依者や真理の探
究者は、アーシュラムへの訪問から多大な霊的恩恵を得ることができるのです。


アーシュラムの一日のスケジュール

  • 5:30 アーシュラムの正門が開く
  • 6:45 サマーディ・ホールでのバガヴァーンへの詠唱とミルクの捧げ物
  • 7:00 食堂にて朝食*
  • 8:00 バガヴァーンの神殿でのヴェーダ詠唱
  • 9:00 バガヴァーンの神殿での祭式、続いて母の神殿での祭式
  • 9:45 ナーラーヤナ・セーヴァ(サードゥへの食事供養)
  • 11:30 食堂にて昼食*
  • 11:00 - 14:00 母の神殿とサマーディ・ホールの閉館
  • 16:00 ダイニング・ホールでのティー・タイム
  • 16:00 朗読ホールでタミル語聖典の朗読会
  • 16:30 朗読ホールで英語聖典の朗読会
  • 17:00 バガヴァーンの神殿でヴェーダを唱え、続いてバガヴァーンの神殿と母の神殿でプージャー(祭式)が行われる 
  • 18:00 タミル・パーラーヤナ(月曜~土曜)
  • 19:00 食堂にて夕食*
  • 20:30 アーシュラムは閉館。

各食事はゲストおよび招待者のみ対象となります。時間厳守をお願いします。開始時間の少なくとも10分前には食堂前にて整列してください。
マートゥルブーテーシュヴァラ神殿(母の神殿)でのシュリー・チャクラ・プージャは、午後6時から午後8時45分まで行われます。
毎週金曜日、満月の日、タミル州暦の各月の初日に行われます。 

上記の毎日のスケジュールは、アーラーダナ(涅槃会)、ジャヤンティ(生誕記念祭)、ディーパム(シヴァ神がアルナーチャラとして顕現した日を、山頂にかがり火を灯して祝う祝祭日)、満月、日食などの特別な日には変更される場合があります。詳細については、掲示板またはウェブサイトをご覧ください。

書店 8:30 to 11 am, 2:00 to 6 pm.
オフィス  8:30 to 12 pm, 2:30 to 6 pm.
ドレスコード

インドの伝統において、神聖な場所では敬意を払い、適切な服装をすることが求められます。聖山アルナーチャラとティルヴァンナーマライの町は、大小さまざまな寺院、神殿、アーシュラムが存在する聖地であり、そのすべてに対して敬意を示すことが重要です。

アーシュラムに入る前に、屋外の靴/サンダル置き場(無料)に靴やサンダルを預けてください。アーシュラムの建物内では、バッグを持ち歩かないようにしてください。

女性:
サリーやサルワール・カミーズ、チュリダールなど、インドの適切な服を着用してください。もしこれらを着ていない場合は、ゆったりとした袖のある透けない洋服を着るようにしてください。胸、肩、脚は覆われている必要があります。

男性:
ドーティやクルタなど、インドの適切な服を着用してください。これらを着用していない場合は、長ズボンに袖付きのシャツ(アンダーシャツ、袖なしベスト、バニヤンなどは不可)を着用してください。ルンギやショートパンツ、ビーチ風の服装は避けてください。適切でない服装での訪問者は退場を求められる場合がありますので、注意してください。

アーシュラムの行動規範
アーシュラムは静かな学び、瞑想、黙想の場所であり、訪れる際には帰依者として敬意を払い、以下の点を守るようにしてください:

  • アーシュラム内では常に携帯電話の電源を切るか、「silence消音」に設定してください。
  • 寺院、神殿、瞑想ホール内では沈黙を守り、他の人との交流は控えめにしましょう。
  • バガヴァーンの生涯に関連する場所を訪れたい場合は、オフィスにて案内を求めてください。
  • インドに初めて訪れる場合、外部の商業者や請負業者との取引には慎重を期してください。
  • 女性は、単独で丘の上やその周囲を歩かないよう強くお勧めします。

旅行情報

ティルヴァンナーマライは、チェンナイから南西約200km、プドゥチェリー(ポンディシェリ)から西100km、ベンガルール(バンガロール)から南東約200kmの位置にあります。バスや鉄道(ヴィルプラム駅 - カトパディ駅)でアクセス可能です。アーシュラムは鉄道駅やバス停から約3km、町の中心からは南西2kmの場所にあります。アーシュラム訪問者にはアーシュラムへの往復タクシーの利用が可能です。

アーシュラムの宿泊施設

アーシュラムの宿泊施設は限られており、バガヴァーンの帰依者のみを対象としています。通常、訪問者の滞在期間は最大3日間です。特別な場合を除き、長期滞在は許可されていません。訪問の際は、以下の情報を事前にお知らせください:

  • 訪問の目的
  • 到着日
  • 滞在期間
  • 人数
  • その他の関連情報

部屋の割り当ては管理者の裁量によります。部屋はシンプルで、天井の扇風機、網戸付きの窓、専用バスルームが完備されています。宿泊料はかかりませんが、自発的な寄付(ドネーション)は受け付けています。

食事

アーシュラムでは南インドのベジタリアン料理が提供されます。食事の時間帯には、浄水された飲料水がダイニングホールで提供されます。食事はアーシュラムのゲストと招待者のみに提供されます。

特別なイベント

以下はアーシュラムで行われる特別なイベントです:

  • バガヴァーンのジャヤンティ(バガヴァーンの生誕記念祭)
  • ポンガル(収穫祭)
  • マハー・シヴァラートリ(シヴァ神の聖なる夜)
  • シュリー・ヴィディヤー・ハヴァン(ホーマの儀式)
  • バガヴァーンのアーラーダナ(大般涅槃日)
  • グルプールニマ(グルに捧げる特別な崇拝)
  • アドベント(バガヴァーンがアルナーチャラに到着した日)
  • ナヴァラートリ(聖なる母を崇拝する祭り)
  • カールティガイ・ディーパム(アルナーチャラの山頂にかがり火が灯される祝祭日)

各イベントの日程や詳細については、アーシュラムのウェブサイトをご覧ください。